ガンダム30周年でなんか書こうと思ったらもう師走だよ

『ガンダム Gのレコンギスタ』を第26話まで観た

 第26話で最終回のはずなんだが、終わった気がしない。富野脚本ではまだまだ続きがある気がする。

 富野脚本といえば、今作は全話それなわけだが、やはり連名で専門家の手を入れた方がよかったのかもしれない。
 富野作品にストーリーを求めても仕方がないのかもしれないが、今作はあまりにもわかりづらい。
 ブロックバスター映画を狙うわけでもないので、「プロットは一行で」とまではいわないが、もう少しわかりやすい物語づくりがあったはずである。

 大きな事態を描く手法には、神の視点か、三人称多視点があるが、今作ではそれがどっちつかずなのである。
 神の視点であればナレーションを入れたり、時刻や場所、人物名、役職などの表示をすればよく、三人称多視点であればパラレルなプロットごとの主人公(視点人物)を用意すべきであった。

 演出の方向性からは後者を狙っている気配もあるのだが、だとすれば各プロットの視点人物の不在は悪手だったと思う。

 また各話各話で人間ドラマがなかったこともハードルを上げていた。各話各話に人間ドラマがあれば、「大きな事態」に何が起こっているかわからなくても、たとえば何気なく途中から観ても、楽しめるものになっていたはずである。

 また画づくりにおいても、入り乱れる各勢力のメカや制服のカラーリングに判別性がなく、わかりづらさに拍車をかけていた。そうしたアニメのもつ「マンガっぽさ」を使用しなかったのはもったいなかった。

 とはいえ、そうした「失敗」が、“老衰”というより“若気の至り”にみえてしまうところが、富野由悠季の凄いところである(笑)。いったいどうなってるんだ。
 あまりにも熱量がありすぎるのだ。語りたいことが多すぎて物語の背骨が折れてしまった印象がある。まるで処女作のような熱量なのだ。

 青春の日に勝手に“代父”にしてしまった身贔屓こみでいえば、まだまだこの爺様の作品を観ていていたいと思わせる作品であった。

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