ガンダム30周年でなんか書こうと思ったらもう師走だよ

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Gのなんじゃとて 第4話から第6話 ネタバレあり

 ・第4話「カットシー乱舞」
 ルインとマニィが親しげに話す後ろでため息をつくモブがいい。
 クリム・ニックがベルリにG-セルフを操縦してみせろと迫る場面があるのだが、ノレドのパチンコをとりあげ、ラライヤに揚げ物を「たべるか」とすすめられるという芝居が入り込むことによって、たんなる段取りシーンになっていないのが秀逸である。
 その流れで結局ラライヤの揚げ物を食べるクリム・ニックなのだから自信家であっても高慢なお高くとまっているタイプではないことがわかる。
 だから「目がきれい」「いつも言われていることだ」という会話がいきてくるし印象的だ。
 「スコード!」とベルリが叫ぶと、取り囲んだMSカットシーがあっという間に退けられてしまう場面は、理屈ぬきのカタルシスがある。
 クリムに優れた軍人と評されたデレンセン。その直後にデレンセンが何人もの戦友を戦死させてしまったことに悔悟をかみしめる。何人かの個人名を挙げるところが印象に残る。「すまねえ!」と夕暮れのなかで光る涙。彼はまだアーミィではなくキャピタル・ガードだといえる。
 「中尉の話、聞きたくないか」「うん。ベルはこの艦に貸しつくったんだから帰れるよ」というベルリとノレドの会話も面白い。「聞きたくない」から「うん」なのだ。即答で。
 「貸しをつくった」と言われ「え? ああ」と若干晴れた表情をするベルリの次の場面でアイーダが映るのは心憎い演出である。

 ・第5話「敵はキャピタル・アーミィ」
 マスク初登場。「カッコいい」「いいんじゃないの」「だっさー」とチアたちの感想をかるく流すのがいい。「だっさー」が最後なのもいい。
 マニィだけは感想につきあわず「ん?」という表情をしているのも可笑しい。直後に「今日のキャピタル・ガードのなかにもルインはいなかったなー」と言うのは無意識に連想が働いたのかもしれない。
 美女ミック・ジャックに見惚れるベルリ、彼女を睨むノレドという細かい芝居が楽しい。とりあえず敵認定をしたらしい。
 「ええー!?それ出たままになってんですか」とコア・ファイターを指さすときのベルリの芝居がいい。横飛が驚いた感じを倍増している。
 メカニックたちの雰囲気から警報の意図がわからくなり質問するところは説明としては成立するが劇の場面としてのチグハグ感はいなめない。緊張した場面なのかそうでないのか判然としなくなるからだ。
 クリム・ニックからアメリア軍への入隊を誘われるがその気もないのに「中尉待遇なら」と答えるベルリが不敵でカッコいい。
 ラライヤがクリムのおさげをつかんで歩いている姿は微笑ましい。邪険にしないクリムもいいやつである。
 ベルリが格闘でクリムを圧倒するのもカッコいい。打撃系ではなく関節技で相手の動きを封じる格闘術がベルリの人となりをうかがわせる。職業軍人より格闘術が上というベルリの超天才ぶりがハッキリした場面でもある。
 艦長とクリムがベルリの出撃を許可したあとの、アイーダと操舵手ステアのグルーミング場面も面白いアイデアである。それを男の艦長視点で描くのだからよけいに印象に残る。
 「アルケインだって飛べますよ」と言うアイーダの後ろで、ラライヤとノレドが小芝居をしていて、それをひろってくれる今作はほんとうに好きだ。
 「姫さまの義務ですぞ」とまで言われたアイーダはベルリに礼を言う。平静な様子だ。しかしその後、人知れず悔し泣きをする。ステアにグルーミングで慰めてもらった場面があっただけにそれだけでは治まらない心の傷みがよく表れている。画面手前ではクルーたちが忙しそうに作業をしている。孤独感がなお引き立つ。
 今回の名場面はもちろんコックピットの隙間にへばりつくハッパである。ナニシテンノ(笑)。

 ・第6話「強敵、デレンセン!」
 うーん。今回は前回までと違って、これといった印象に残る芝居が少なかったように感じた。
 低重力環境?のなか髪を縛っているベルリがかわいい。ノレドはそれほどでもない(笑)。この差はなんだ(笑)。
 低重力環境のなかでも地上と同じスタイルで歯磨きをするするベルリをノレドはいぶかるが、歯茎のマッサージのためと言われる。キャピタル・ガード候補生として低重力環境に慣れていることをうかがわせ、そんなベルリの習慣を知らなかったノレドは、そうした環境にそこまで慣れてないことをうかがわせる。
 「いつ逃げ出すんだ」とノレドが囁く画面奥ではクルーのひとりが裁縫をしている。画面奥でも芝居をさせるのは大変そうであるのだが今作はそれをちゃんと動かしてみせる。またそこにクルーがいることによって密談をしている芝居にならざるをえない場面である。
 ジュガンが「ふん、ババァめ」という台詞があるのだが、「ふん」と明確に発音させてしまうのは今作では珍しい。音響監督の手腕が一際光る今作だけにその意図が気にかかる。
 アンダーナットを移動中、小石がデレンセンのもとに投げられる。アーミィが人々に嫌われていることがわかるし、それにまったく動じないデレンセンは自分の職務に信念をもっていることがわかる。
 アンダーナット司令室?にあるモニターにウィルミットが映る。彼女の隣のモニターにデレンセンが映ってくる。モニター越しに顔を突き合わせるように会話する。そこが少し面白い。
 「アテにしてるぞ!少年!」とアダム・スミスに言われ「冗談じゃない!」と憤慨するベルリが、ハッパの説明を聞いて「はい!」と突然素直な態度に変わるのは人間関係の温度差を感じさせる。だからその後の出撃前に「アダム・スミスさんって顔に似合わず気遣いがあるんだ」とベルリがにっこりする場面は、アダム・スミスの紹介にもなっているしベルリの素直に人をみる性格の表現にもなっている。
 ブリッジ画面奥でステアが屈伸?運動をしている。面白い。ナニシテンノ。
 キャピタル・ガード候補生として敵の情報を集めてから自力で帰還したい、という気概をみせるベルリは、敵アメリア艦隊の位置を特定すると、それまで着けていなかったヘルメットをかぶる。さあこれから帰還するぞ!と意気込みが伝わってくる場面だ。それに水を差すようにミノフスキー粒子が散布される。
 「船底にバリア展開」「まだ早いでしょ」「えー?そうなのォ」というやりとりは可笑しい。「えー?そうなのォ」という声優さんの演技が好きだ。
 ベルリはあまりにも正確な急襲に否応なく戦闘に巻きこまれてしまう。最初の一撃が直撃で、リフレクターパックがなければ撃墜されていた。その際リフレクターパックの性能に舌を巻くベルリは思わず「な、なんじゃとて!」と驚いてしまう。この「なんじゃとて」という台詞が可笑しかった。
 二撃目、三撃目と直撃を受けるG-セルフだがリフレクターパックのおかげで撃墜されることもなく戦闘はつづく。四撃目を防いだベルリは執拗な攻撃に敵モビルスーツのコックピットを撃ち抜く。そのとき互いにベルリ生徒とデレンセン教官だったことを知る。
 知らずとはいえ恩師デレンセンを殺害することになったベルリはひどく落ちこんでいる。その様子をみたアイーダは彼を休ませてくださいと艦長に言う。あれだけベルリにツンケンした態度で敵意を隠さなかった彼女なのだからそうした気遣いをみせるのは本来的に優しい女性だとわかる場面だ。
 自室で罪の重さに煩悶するベルリを戸の近くで見守るアイーダをロングでとらえる。前景には無傷のG-セルフ。
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